出来形計測システムの概要

従来、構造物の出来形を検測するためには、施工管理者が2名1組となり、スケールを手に取り採寸・記録しており、さらに、各出来形寸法を写真に納め、出来形検測調書を作成する必要がありました。一連の作業における施工管理者の負担を減らし、生産性の向上を目的として、コンクリート構造物の出来形を3Dレーザースキャナーによって計測し、その計測データを用いて出来形検測調書を自動作成するシステムを開発し、本工事において試行します。

3Dレーザースキャナーの三次元点群データから自動抽出される橋梁断面形状の一例

 

出来形計測システムの特徴

本システムは、3Dレーザースキャナーで計測した三次元点群データから橋梁の断面形状を自動抽出し、指定した箇所の出来形寸法を自動検測します。また、寸法測定精度はスケールを用いた採寸と同等レベルであることを確認しています。

3Dレーザースキャナー
FARO S350

使用機器

3Dレーザースキャナー
測定速度:976,000点/秒
三次元位置精度:10m:2mm/25m:3.5mm

使用ソフトウェア

大規模点群活用ソフト「infiPoints」
3Dレーザースキャナーにて取得した構造物の点群データから自動的に平面を抽出し、出来形寸法を計算するソフト。本ソフトを利用したオプションとして、出来形寸法の自動抽出、自動計測ロジックを構築します。

3Dレーザースキャナーにて取得した構造物の点群データから自動的に平面を抽出し、出来形寸法を計算するソフト。本ソフトを利用したオプションとして、出来形寸法の自動抽出、自動計測ロジックを構築します。

出来形計測システムの効果

本システムを導入した際の効果を、施工管理者の延べ拘束時間を指標とし、従来作業と本システムによる作業とを比較して試算しました。その結果、約1.5倍の生産性向上に寄与する試算となっています。

施工管理者の延べ拘束時間(構造物1断面あたり)での比較

 

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